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桜・傘・2階・紅茶・午後・檸檬・蠅叩き・ハンガ−

1 :名前はいらない:2012/01/03(火) 21:19:20.29 ID:sqfzB2hb
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2 :名前はいらない:2012/01/04(水) 01:00:15.52 ID:cFVNGFa0
桜の花欠が、僕の周囲1mだけでも地に着くのが遅くなるように
大きめの傘なぞ差して、午後の紅茶と決め込んでいる

2階のドレスルームでは、君が気に入りのハンガーにかかる一張羅みたいに召し込んで
檸檬水みたいな香りを僕のところまで連れてこようと企だてている

蠅叩きの方式で
心配ごとはひとつひとつ、くるくると目をまわしてはおちてゆくよ。

僕らに待っているのは、やわらかでちっぽけな勝利と、夢みるみたいな休日だけ。

だからいまは甘たれた敗北感に
浸かって小さなゆめをみていても構わないんだよ。

紅茶には檸檬のスライスを二欠落とそうね。

よい香りのよい紅茶に、勿体ない気もするけど
はちみつに蕩ける酸味とともに
桜の午後はすぎてゆく。

ああ、もう微睡まなくては
叱られるだろうか。

大好きなひとに食べられるべき思いよ、
傘のように、
降る暗雲をどうかさえぎって。

君が階段から降りてくるころ、2階の時計は息をつき
僕らは憂鬱や窮屈さと一時のさよならをする。

君が
再び訪れる、ゆうげの火みたいな自由を、僕に呉れているんだよ。

よろこんでくれないなぁ。
やわらいでくれたら本望で。

本能にまかせて、ハンガーに携わるシャツみたいに
吹かれて揺れてゆこうね?

花欠は降る。
夜にちかづきたい午後によせて
恋ごころ芳る檸檬の速度で。

ほら、傘のまわる音のする。

最愛の
君に感謝を、

はい。ゆっくり。
うん、一緒に。


窓の向こうでフライビーが妬けてはあさってへと飛んでゆくよ。


ようこそ、イノセンスへ。



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